Windows10 HOME BitLockerの解除方法は?

Windows10はHomeエディションなのにBitLockerが動作する?
ちょっと信じがたいけど、そんな障害が発生したのでご報告です。ちなみに先月の話。

症状

かいつまんで言うと、ある日PCを再起動すると、起動時にBitLockerの回復キーが要求され、Windows10が起動する前段階のブートプロセスで停止してしまう、という症状。

回復キーは分らない(というかBitLockerなんて設定していない←今回のPoint)
思い当たることは、起動時に自動でFirmWareのアップデートが動作した
Windows Updateの適用も動作した(が再起動待ちの状態、更新せず再起動、を選択した

という状況。

機種はDELLのXPSというノートPC。

機種は違うけど、同じ問題で困っている人はいるようでした。

answers.microsoft.com

DELL固有の問題なのかなという印象が。

実際に画面を見る

実際にPCの画面を見る機会があったので、そのときの様子。
まずは、くだんのPCを起動してみます。
起動後に、

この「BitLocker回復」という画面が表示されます。この時点で回復キーを入れてくれと言われるのですが、もちろん回復キーはありません。そもそも設定していないので。
写真から切れていますが、下にクリック箇所があって、そこをクリックすると、次の画面に遷移。

このメーカロゴ画面から、次の

BitLocker画面に遷移。頑なに回復キーを入れてくれとPCが主張してきます。
写真では切れてしまって見づらいのですが、右下の「このドライブをスキップする」をダメ元でクリックして画面を進めてみます。
すると、

次の画面は、OSブートオプションの選択画面、ここで続行を選んでもWindows 10は起動せず、回復キーの要求画面が繰り返し表示されるだけです。結局無限ループ。
「PCの電源を切る」で電源OFFにできるのですが、それまで。

これはなかなか厳しそうです。

メーカサポートに問合せ

メーカでもいくつか同様の問合せを受けたことがあるらしい。
BIOSダウングレードを実行し、現象が改善するかどうかを確認して欲しいとのこと。

メーカから指定されたBIOSプログラムをダウンロードして指定されたようにUSBメモリに保管。

ダウングレード方法は
このURL↓を

//www.dell.com/support/kbdoc/ja-jp/000128928/flashing-the-bios-from-the-f12-one-time-boot-menu?lang=ja

参考にして、やってみてもらい、それでも改善されない場合には、Windowsを初期化するしかない(出た、リカバリしないと直りませんパターンだ、と心の中で呟いたのは内緒)です、と返事を受けました。

やってみる

やった手順は上記記載のURL「F12 One-Time Boot MenuからのBIOSのフラッシュ | Dell 日本」で解説されている手順と同じなのですが、一応手元のPCでやってみた手順ということで残しておくことにします。

※事前にダウングレード用のBIOSをメーカページからダウンロードしてUSBメモリに保管しておきます。USBメモリは起動前にPCに接続しておきます。

まずは操作手順にあるように、起動時にF12キーを断続的に押下し、以下のメニューを起動します。

このメニューから「BIOS Flash Update」を選択して、次の画面へ。

画面右上の「...」ボタン(ブラウズボタンと言うらしい)をクリックして、次の画面へ。

次の画面ではダウンロード済のファイルを保管したUSBドライブを指定します。

指定するとダウンロードしたファイル名が表示されるため、選択して、「OK」ボタンをクリック。次の画面へ。

BIOSファイルが指定された状態になります。
ここで(画面から切れているけど)下の「Begin Flash Update」ボタンをクリックしました。

するとWarningメッセージが表示されますが、Yesをクリック。ダウングレードを進めます。

ダウングレードが始まりました。待ちます。

じっくり待ちます。

と、気がついたら、Windows10が起動していました。
おお。

復旧したかと思ったら

早速復旧したPCで起動。
やっぱりHomeエディション、BitLockerの設定を実行するメニューが存在していません。

しかも、その後、Windows10を再起動したら、

このような画面になって、また、BitLockerの回復キーを要求されるようになってしまいました。元の木阿弥。

どうも、根本的に何かを忘れているよう。

後ほど

Homeエディションではどうやら「デバイスの暗号化」というBitLockerと似て異なる機能があり、それが有効化されている、ということのようです。

この部分は後日実施し、まだまとめてないため、ひとまず今回はここまで。次回に続きます。↓

blog.treedown.net

Windows 11/10 のドライブ(ディスク)を暗号化する方法を紹介します。

BitLocker を使えば、ドライブ(ディスク)を暗号化することができます。

ディスクを暗号化すると、ファイルやフォルダーへの承認されないアクセスの防止に役立ち、情報の漏洩を防ぐことができるので、セキュリティを強化することができます。

ここではBitLockerを使って、ドライブの暗号化を有効/無効にする方法をみていきます。

  • BitLocker を有効にする方法は?
    • [コントロールパネル] を起動する
    • [システムとセキュリティ] をクリックする
    • [BitLockerドライブ暗号化] をクリックする
    • [BitLockerを有効にする] をクリックする
    • 回復キーのバックアップする
    • ドライブの暗号化する範囲を選択する
    • 暗号化モードを選択する
    • ドライブを暗号化する準備はできましたか?
    • コンピューターを再起動する
    • BitLockerドライブ暗号化を確認する
    • BitLocker を有効にできない場合の対処方法
  • BitLocker を無効にする方法は?
  • 関連リソース
    • BitLocker
    • パスワード・暗号化

BitLocker を有効にする方法は?

BitLocker を有効にする方法は次の手順です。

  1. [コントロールパネル] を起動する

    1. 検索ボックスに [control] と入力し
    2. コントロールパネルを起動します。
    • Windows 11 コントロールパネルを起動する方法
    • Windows 10 コントロールパネルを起動する方法
  2. [システムとセキュリティ] をクリックする


    コントロールパネルです。「システムとセキュリティ」をクリックしましょう。

  3. [BitLockerドライブ暗号化] をクリックする


    「BitLockerドライブ暗号化」をクリックします。

  4. [BitLockerを有効にする] をクリックする


    BitLockerドライブの暗号化です。
    「BitLockerを有効にする」をクリックします。

  5. 回復キーのバックアップする

    回復キーを使用すると、問題が発生した場合でもファイル・フォルダーにアクセスできます。

    1. 回復キーのバックアップ方法を指定しましょう。
      • Microsoft アカウントに保存する
      • ファイルに保存する
      • 回復キーを印刷する
    2. 回復キーを保存したら「次へ」をクリックします。

    ここでは「Microsoftアカウントに保存する」を選択しました。

  6. ドライブの暗号化する範囲を選択する

    1. ドライブを暗号化する範囲の選択です。
      • 使用済みの領域のみ暗号化する(新しい PC およびドライブの場合は高速で最適)
      • ドライブ全体を暗号化する(低速、すでに使用中の PC およびドライブ向け)
    2. どちらかを選択し、「次へ」をクリックします。
  7. 暗号化モードを選択する

    1. 使用する暗号化モードの選択です。
      • 新しい暗号化モード(このデバイスの固定ドライブに最適)
      • 互換モード(このデバイスから取り外すことができるドライブに最適)
    2. どちらかを選択し、「次へ」をクリックします。
  8. ドライブを暗号化する準備はできましたか?


    このドライブを暗号化する準備はできましたか?

    1. [BitLocker システムチェックを実行する] にチェックを入れ
    2. [続行] をクリックします。

    BitLocker で回復キーと暗号化キーが正しく読み取れることを、ドライブの暗号化前にシステムチェックで確認します。

  9. コンピューターを再起動する


    「今すぐ再起動する」をクリックし、コンピュータを再起動しましょう。

  10. BitLockerドライブ暗号化を確認する


    BitLocker ドライブ暗号化を確認してみると「暗号化中」になっています。

    しばらくすると……


    このようにBitLockerが有効になります。

これで BitLocker を有効にする方法の解説は終了です。

BitLocker を有効にできない場合の対処方法

  • BitLocker を有効にできない場合の対処方法 Windows 11/10

BitLocker を無効にする方法は?

BitLocker を無効にする方法は次の手順です。

  1. [コントロールパネル] を起動する。

  2. [システムとセキュリティ] → [BitLockerドライブ暗号化] に移動する。

  3. BitLockerを無効にする。


    BitLockerドライブ暗号化です。
    「BitLockerを無効にする」をクリックします。


    [BitLockerを無効にする] をクリックします。


    すると、BitLockerの暗号化が「解除中」になっています。

  4. BitLockerドライブ暗号化を確認する。


    しばらくすると……BitLockerが無効になります。

これでBitLockerを無効にする方法の解説は終了です。

BitLocker 回復キーの確認・表示(Microsoftアカウント) – Windows 11/10

  • Windows 11 の設定と使い方まとめ
  • Windows 10 の設定と使い方まとめ

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BitLocker win10 どこ?

または、[スタート] ボタンを選択し、[Windows システム] で [コントロール パネル] を選択します。 [コントロール パネル] で、[システムとセキュリティ] を選択し、[BitLocker ドライブ暗号化] で [BitLocker の管理] を選択します。

BitLocker 回復キー どれかわからない?

・BitLocker回復キーの確認方法.
コントロールパネル→「システムとセキュリティ」を開く.
「BitLockerドライブ暗号化」もしくは「デバイスの暗号化」から回復キーの確認ができる.

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