1 年以上前のものですが、この重要なアナウンスを見逃してた。
Announcing price adjustments for on-premises and cloud products (25 July 2018)
//blogs.partner.microsoft.com/mpn/announcing-price-adjustments/
2018 年 10 月 1 日から Windows 10 Enterprise E3/E5 は per user ライセンスのみに。E3 per device は Windows 10 Enterprise に、E5 per device は廃止。
~2018 年 9 月 30 日 2018 年 10 月 1 日~
Windows 10 Enterprise E3 per user → Windows 10 Enterprise E3
※ $84/year ($7/month) だっけ?
Windows 10 Enterprise E3 per device → Windows 10 Enterprise(per device)
※ Enerprise (per device) の価格 >> E3 (per user) だって。
Windows 10 Enterprise E5 per user → Windows 10 Enterprise E5
※ $167/year ($14/month) だっけ?
Windows 10 Enterprise E5 per device → 廃止
2018 年 9 月版と 10 月版の製品条項(//www.microsoft.com/ja-jp/licensing/product-licensing/products)を比べると、確かに。でも 10 月版の「本書の説明および変更事項の概要」にはこの大きな変更について触れられていない。
2021 年 8 月 19 日に、2022 年 3 月 1
日から Microsoft 365 の実質的な価格変更を発表致しました。今回の価格更新は、変化するお客様のニーズに応えるために、この 10 年間にわたってマイクロソフトが積み重ねてきた製品イノベーションに基づくものです。初期リリース以来、Microsoft Teams
をはじめとする 24 の新しいアプリや、ドキュメントとメールのデータ損失防止 (DLP)、Office メッセージ暗号化、攻撃面の縮小機能など 1,400 を超える機能が追加されています。改定後の価格は 2022 年 3 月 1 日 (以降の最初の更新日) から適用される旨を発表しておりましたが、この度 Web Direct で年間サブスクリプション契約にて購入をされるお客様向けの月次価格の日本円につきまして下記の通りご案内を致します。(Microsoft 365 E5 の価格に変更はありません。) また、事前に発表していた音声会議機能の拡張も同じく 2022 年 3 月から適用されます。これにより、エンタープライズ向け、一般法人向け、現場担当者向け、政府機関向けの有料スイートで、様々なデバイスからダイヤルインで Teams 会議に参加できるようになります。現在はユーザーあたり 4 ドルのスタンドアロン製品として、または Microsoft 365 E5 および Office 365 E5 へのバンドルとして提供しておりますが、マイクロソフトは音声会議が Teams エクスペリエンスの重要な要素であると判断し、今回の変更を決定いたしました。 Web Direct 契約以外でご購入をご希望のお客様は、マイクロソフト認定パートナー様に日本円でのお見積りをお問合せ頂けますよう宜しくお願い致します。 Microsoft 365 の価格更新とダイヤルイン機能:
発表内容
2022 年 3 月 1 日からの適用価格
Microsoft 365 E3
3,910 円
Office 365 E5
4,130 円
Office 365 E3
2,500 円
Office 365 E1
1,090 円
Microsoft 365 Business Basic
650 円
Microsoft 365 Business Premium
2,390 円
参考資料
米マイクロソフトは、Windows 10を1ユーザーあたり月額7ドル(約700円)で提供する企業向けのサブスクリプション制度「Windows 10 Enterprise E3」の提供を開始したと発表しました。
Windows 10 Enterprise E3はクラウド料金と同様に使った分だけ支払う(pay-as-you-go)という価格設定になっており、企業規模や長期契約やボリュームライセンスなどに関係なくWindowsを月額料金で利用できるというもの。
Windows 10 Enterprise E3は、同社のクラウドソリューションプロバイダ(CSP)を通じて提供されます。CSPはWindows 10にOffice 365など既存の月額サービスなどを組み合わせ、付加価値を付けた上で顧客に提供することなどが可能になります。
また、マイクロソフトはWindows 10 Enterprise E3と企業向けのセキュリティ機能を備えたWindows Defender Advanced Threat Protectionおよび管理機能などを組み合わせた「Windows 10 Enterprise E5」も10月1日からCSPを通じて提供すると発表しています。
Windows 10を月額料金で提供することは2015年にWindows 10を発表したときから示唆されており、その具体的な最初のサービスとなるWindows 10 Enterprise E3は7月に発表されていました。
Windows 10という、ほぼすべての企業のほぼすべての従業員が利用するOSを月額料金で提供することは、マイクロソフトはパッケージビジネスからサブスクリプションビジネスへと同社のビジネスモデルの転換をさらに推し進めることになるでしょう。
それだけでなく、同社のパートナーにも同じようにサブスクリプションとマネージドサービスによる付加価値ビジネスへの転換を促すことになることは間違いありません。その影響は地味ながらも幅広いものになっていくはずです。
Microsoft 365には4つのプランがあります。その中で上位プランに位置するのがMicrosoft 365 E3とMicrosoft 365 E5です。この2つのプランは提供している機能に類似ている点も多いのですが、価格はE3が3,690円(月額/ユーザー)、E5が6,640円(月額/ユーザー)と価格面に大きな差があります。
価格面だけを考慮すればE3の方がお得なのは当然ですが、E5にはE3に無い機能を備えています。そのため、ユーザーにとって「結局どちらのプランを選ぶのが良いの?」という悩みが生じがちです。
本稿ではこの悩みを解消するために、Microsoft 365 E3とMicrosoft 365 E5の違いを明確にしつつ、それぞれに適した環境について説明します。
Microsoft 365 E3とMicrosoft 365 E5の違い
そもそもMicrosoft 365とは、Office 365とWindows 10、それとEMS(Enterprise Mobility+Security)を包括的に提供するクラウドサービスです。従来、それぞれのサービスや製品や個別に提供されてきましたが、Microsoft 365の登場によって統合的な利用が可能になっています。
Office 365
ExchangeやSharePoint、Skype for Businessといったお馴染みのサーバー製品をオンライン版で提供し、かつ組織のコミュニケーションが促進される多数の機能を提供するコラボレーションツールです。さらに、ExcelやPowerPointといったMicrosoft Officeのライセンスをサブスクリプションタイプ(定期購買型)で提供し、各Officeアプリケーションを最大15台の端末にインストール可能です。
Windows 10
マイクロソフトが提供する最新OSです。2015年7月の提供開始からすでに3年が経過し、度重なるアップデートによりその機能性をさらに高めています。Windows 10 ProやWindows 10 Enterpriseなど法人向けに複数のエディションが用意されています。
EMS(Enterprise Mobility+Security)
オンラインでモバイルデバイスセキュリティ管理を実現するツールであり、デバイスの多様化が進むビジネスシーンにおいて、異なる端末の総合的管理が行えます。
Microsoft 365 E3もMicrosoft 365 E5も提供する機能の基本構成は同じです。違いは、プランに含まれる各サービスのエディションが異なることです。
Microsoft 365 E3にはOffice 365 Enterprise E3、Windows 10 Enterprise E3、それとEMS(Enterprise Mobility+Security)E3が含まれています。一方Microsoft 365 E5にはOffice 365 Enterprise E5、Windows 10 Enterprise E5、EMS(Enterprise Mobility+Security)E5が含まれています。
各サービスにおけるエディションの違いを確認していきましょう。
Office 365 Enterprise E3とOffice 365 Enterprise E5の違い
Office 365はExchange OnlineやSharePoint Online、Skype for Business OnlineといったコラボレーションツールとOfficeライセンスを中心に、上位プランになるほど高度なセキュリティ保護機能やデータ分析ツールを備えています。まずは、Office 365 Enterprise E3の機能を一覧で紹介します。
Office 365 Enterprise E3の機能
- Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、Access、Publisherを5台のPC、5台のスマートフォン、5台のタブレットにインストール
- オンラインで利用するWord、Excel、PowerPoint
- ユーザーごとに100GBのメールボックスが付いたExchange Online
- 容量無制限のクラウドストレージが付いたOneDrive for Business
- ファイル共有スペースとサイト作成機能を備えたSharePoint Online
- 遠方の相手とも対面でのコミュニケーションが取れるSkype for Business
- 最大10,000人に向けたブロードキャスト会議の開催
- チームごとに各機能の集中管理を実現するMicrosoft Teams
- チームのプロジェクトとタスク単位で管理するMicrosoft Planner
- Outlook 内で顧客関連情報管理が行えるOutlook Customer Manager
- ビジネスの管理を効率化するMicrosoft Booking
- スケジュールとスタッフの日常管理を実現するMicrosoft StuffHub
- Office 365の検索性を高め素早い情報アクセスを行うMicrosoft Graph
- 通知の受信、ファイル同期等のワークフローを自動化するMicrosoft Flow
- 組織内のフラットなコミュニケーションを実現するYammer
- Webアプリまたはモバイルアプリを素早く構築するPowerApps
- インプレース検索、ホールド、エクスポートを備えたeDiscovery(電子情報開示)
- 稼働率 99.9% 保証と返金制度を持ったSLA(Service Level Agreement)
- シングルサインオンの実装やActive Directoryとの統合
- 最大ユーザー数無制限
- 24時間年中無休の優先的な電話/Webサポート
Office 365 Enterprise E5の機能
Office 365 Enterprise E5はE3をすべて包括した上で、さらに次のような機能を持っています。
- Exchange OnlineのAdvanced Threat Protection(標的型攻撃保護)で悪意のあるリンクや添付ファイルからメールボックスを保護
- 自分のメールボックスにサポート担当者がアクセスする方法をカスタマーロックボックスで制御
- 自動分類、スマートなインポートなどが可能なアドバンストデータガバナンス
- リスクを評価し、潜在的な脅威に関する情報が得られるOffice 365 Cloud App Security
- 個人や組織の高度な分析を実現するMyAnalyticsとPower BI Pro
- さまざまなデバイスでの電話発信、受信、転送を可能にするクラウドPBX
- 会議のダイヤルイン番号に電話をかけて参加できる電話会議
Windows 10 Enterprise E3とWindows 10 Enterprise E5の違い
Windows 10 は通常、ボリュームライセンスとして購入するOS製品ですが、Windows 10 Enterprise E3はこれをサブスクリプションタイプで組織に配布できるクラウドサービスです。Windows 10がサブスクリプションとして提供されることで、これまで問題になりやすかったライセンス管理を管理センターから集中的に管理でき、情報システム担当者の負担を大幅に軽減します。
さらに、Windows 10は常に最新の状態が保たれるのでアップデートへの対応等の負担も軽減し、全体的に効率良く運用が可能なOS製品です。もう1つのメリットは1つのサブスクリプションでWindows 10を数台の端末に展開できることです。
Windows 10 Enterpriseならば、1つのサブスクリプションで複数台の端末に展開できるため、ライセンスコストを最小限に留めつつ、異なる端末でも同じデスクトップ環境を構築できるという利点があります。
Windows 10 Enterprise E3とWindows 10 Enterprise E5の違いは、E5に追加のセキュリティ機能が備わっている点です。Windows 10 Enterprise E5には「Windows Defender 脅威保護」が含まれており、Windows 10 Enterprise E3に比べてより強力なセキュリティを実現します。
EMS(Enterprise Mobility+Security)E3とE5の違い
EMSはマイクロソフトが提供するエンタープライズモビリティ管理の製品であり、その中のデバイス管理サービスの機能によって、パソコンやスマートフォン、タブレットといった多様なデバイスを総合的に管理します。管理するデバイスがWindowsを搭載しているかどうかは関係なく、OSに依存しない管理が可能です。EMSの機能について下記にまとめました。
- モバイルデバイス管理
- モバイルアプリケーション管理
- Office 365の高度なデータ保護
- 統合的なパソコン管理
- 統合的なオンプレミス管理
- 多要素認証
- 条件付きのアクセス
- セキュリティレポート
- 永続的なデータ保護
- 標的型攻撃からの保護
EMS(Enterprise Mobility+Security)E3とE5の違いとしては、提供するセキュリティ機能の範囲です。E3にはAzure Active Directory Premium P1、Microsoft Intune、Azure Information Protection P1、Microsoft Advanced Threat Analytics、Windows Server CALの権利が含まれています。一方E5はE3が提供するすべてのセキュリティ機能に加えて、 Microsoft Cloud App Security)やプレビューとして提供されていた機能 (Azure Active Directory [AD] Identity Protection、Azure AD Privileged Identity Management、Azure Information Protection)が搭載されています。
Microsoft 365 E3とMicrosoft 365 E5選択のポイント
ここまでMicrosoft 365 E3とMicrosoft 365 E5の違いを一気にご紹介しましたが、最終的にどういった視点からこれらのプランを選べばよいのか?一般的にMicrosoft 365 Enterpriseラインナップは中堅・大企業向けに提供されているプランですが、近年では中小企業からのニーズも増えているかと思います。
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その理由としては「中小企業にも高度なセキュリティが求められている」ということでしょう。従来、サイバー攻撃の対象は中堅・大企業だと考えられてきましたが、最近ではセキュリティ対策が甘い中小企業への侵入を入り口として、その取引先である中堅・大企業へのサイバー攻撃を試みます。
さらに、近年ではサイバー攻撃を簡素化するツールも流通していることから、中小企業と対象としてサイバー攻撃が劇的に増加しています。そのため、選択のポイントとしては「中小企業でも優先的に検討すべき」がまず挙げられます。
Microsoft 365 E3とMicrosoft 365 E5のどちらが良いかに関しては、そこに求めるセキュリティ機能と分析ツールについて選択しましょう。Microsoft 365 E5には高度なセキュリティ機能やビジネスインテリジェンス等のツールが含まれていますが、Microsoft 365 E3ではそれらの機能の一部が提供されていません。
もちろん、その分Microsoft 365 E3の方が低価格で提供できていますが、ビジネス上の目標達成を考慮すると必ずしも価格だけでは判断できない部分もあるでしょう。本稿でご紹介したMicrosoft 365 E3とMicrosoft 365 E5の違いを掘り下げて情報を整理して、より具体的な検討をしていただきたいと思います。
- ミッションを実現するYammer
- Webアプリまたはモバイルアプリを素早く構築するPowerApps
- インプレース検索、ホールド、エクスポートを備えたeDiscovery(電子情報開示)
- 稼働率 99.9% 保証と返金制度を持ったSLA(Service Level Agreement)
- シングルサインオンの実装やActive Directoryとの統合
- 最大ユーザー数無制限
- 24時間年中無休の優先的な電話/Webサポート
Office 365 Enterprise E5の機能
Office 365 Enterprise E5はE3をすべて包括した上で、さらに次のような機能を持っています。
- Exchange OnlineのAdvanced Threat Protection(標的型攻撃保護)で悪意のあるリンクや添付ファイルからメールボックスを保護
- 自分のメールボックスにサポート担当者がアクセスする方法をカスタマーロックボックスで制御
- 自動分類、スマートなインポートなどが可能なアドバンストデータガバナンス
- リスクを評価し、潜在的な脅威に関する情報が得られるOffice 365 Cloud App Security
- 個人や組織の高度な分析を実現するMyAnalyticsとPower BI Pro
- さまざまなデバイスでの電話発信、受信、転送を可能にするクラウドPBX
- 会議のダイヤルイン番号に電話をかけて参加できる電話会議
Windows 10 Enterprise E3とWindows 10 Enterprise E5の違い
Windows 10 は通常、ボリュームライセンスとして購入するOS製品ですが、Windows 10 Enterprise E3はこれをサブスクリプションタイプで組織に配布できるクラウドサービスです。Windows 10がサブスクリプションとして提供されることで、これまで問題になりやすかったライセンス管理を管理センターから集中的に管理でき、情報システム担当者の負担を大幅に軽減します。
さらに、Windows 10は常に最新の状態が保たれるのでアップデートへの対応等の負担も軽減し、全体的に効率良く運用が可能なOS製品です。もう1つのメリットは1つのサブスクリプションでWindows 10を数台の端末に展開できることです。
Windows 10 Enterpriseならば、1つのサブスクリプションで複数台の端末に展開できるため、ライセンスコストを最小限に留めつつ、異なる端末でも同じデスクトップ環境を構築できるという利点があります。
Windows 10 Enterprise E3とWindows 10 Enterprise E5の違いは、E5に追加のセキュリティ機能が備わっている点です。Windows 10 Enterprise E5には「Windows Defender 脅威保護」が含まれており、Windows 10 Enterprise E3に比べてより強力なセキュリティを実現します。
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EMS(Enterprise Mobility+Security)E3とE5の違い
EMSはマイクロソフトが提供するエンタープライズモビリティ管理の製品であり、その中のデバイス管理サービスの機能によって、パソコンやスマートフォン、タブレットといった多様なデバイスを総合的に管理します。管理するデバイスがWindowsを搭載しているかどうかは関係なく、OSに依存しない管理が可能です。EMSの機能について下記にまとめました。
- モバイルデバイス管理
- モバイルアプリケーション管理
- Office 365の高度なデータ保護
- 統合的なパソコン管理
- 統合的なオンプレミス管理
- 多要素認証
- 条件付きのアクセス
- セキュリティレポート
- 永続的なデータ保護
- 標的型攻撃からの保護
EMS(Enterprise Mobility+Security)E3とE5の違いとしては、提供するセキュリティ機能の範囲です。E3にはAzure Active Directory Premium P1、Microsoft Intune、Azure Information Protection P1、Microsoft Advanced Threat Analytics、Windows Server CALの権利が含まれています。一方E5はE3が提供するすべてのセキュリティ機能に加えて、 Microsoft Cloud App Security)やプレビューとして提供されていた機能 (Azure Active Directory [AD] Identity Protection、Azure AD Privileged Identity Management、Azure Information Protection)が搭載されています。
以上がMicrosoft 365 E3とMicrosoft 365 E5の違いです。これらの違いを踏まえて、自社に最適なMicrosoft 365をご選択ください。
Windows Enterprise E3の台数は?
M365 E5の機能は?
Teams E3の容量は?
機能 | Microsoft 365 Business Basic | Office 365 Enterprise E3 |
ファイルアップロードの制限 (ファイルごと) | 250 GB | 250 GB |