【Microsoft Edge】新Edgeのショートカットを別ウィンドウで開く方法 Show Tips 2022.06.17 2020.09.12 皆様の会社のパソコンのデスクトップには、社内で使用するWebベースのグループウェアや業務システムのショートカットが置いてあるかと思います。 最近はMicrosoftの「Edge」も使い勝手のよい「Chromium」ベースで刷新され、「IEモード」を有効化することで古いWebシステムも動作させることができるようになり、社内の標準ブラウザをようやくIE11から「Edge」に変更することを検討している企業も多くいるかと思います。 今回はそういったケースで役に立つ、「Edgeのショートカットを常に新しいウィンドウで開く」設定方法を紹介します。 「新Edge」の「IEモード」で不具合っぽい挙動を発見以前に当ブログでは、Chromiumベースの「Microsoft Edge」で古いIE向けWebシステムなどを動かせる「IEモード」を有効にする手順を紹介しました。 Chromium版Edgeで接続先を指定してIEモード有効にする全手順 クラシックASP+VBScriptなどで構築した古いWebシステムを新しいブラウザで動かすには、これまでIEしか選択肢が無かったが、新しい「Microsoft Edge」ではIEモード実装され古いWebシステムも動作します。 その手順を紹介します。 その後、会社で検証がてらIEモードを常用しているのですが、不具合っぽい挙動を見つけました。 今回の記事対象のEdgeのバージョン:85 ※OSはWindows10 IEモードで「フルIEウィンドウ」が無効なURLと有効なURLを一緒に開くと前のタブのページを触れなくなるこれが不具合と思われる挙動です。 「フルIEウィンドウ」と記載したのは、上記リンク先で解説している「Enterprise Mode Site List Manager」の設定項目の「Standalone IE」にチェックを付けた状態や、「サイトリストXML」で「app=”true”」のオプションを付与した状態の事を指します。 私の環境だけかも知れませんが、再現手順は以下です。 ▪️再現環境
因みに、上記の「exeのフルパスにURLを渡すショートカット」とは、以下のような手順で作成したショートカットのことです。 デスクトップ等で右クリックし、「新規作成」→「ショートカット」を選択し以下の画面を表示。 上記画像の赤枠内に以下の設定を登録。※当例ではEdgeのexeを指定してYahoo!を開く場合 "C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" "https://www.yahoo.co.jp" 次に再現手順を紹介します。 ▪️再現手順
一見表示上は異常が無さそうに見えるので気付かなかったのですが、この状態になると最初に開いたタブ内のページの全ての項目が触れなくなり、リロードしても改善しません。 二つ目に開いたタブを閉じると一つ目のタブ内のベージが触れるようになります。 おそらく一つのEdgeのウィンドウで「フルIEウィンドウ」の指定が有効なIEモードのURLと無効なIEモードのURLが異なるタブで混在すると問題が出るようです。 【対策】「フルIEウィンドウ」を有効にしたURLのショートカットは新規ウィンドウで開くようにする同一のウィンドウの異なるタブで開くから今回の挙動になると思われる為、「フルIEウィンドウ」を有効にしたURLをショートカットから開く場合に、「新しいタブ」ではなく、常に「新規ウィンドウで開く」ようにすれば解決すると考えました。 「Microsoft Edge」で常に新しいウィンドウでショートカットを開く方法前置きが長くなりましたが、ここから今回の記事の主題になります。 「Google Chrome」用の技術情報で探してみる皆さまはご存知かと思いますが、新しいEdgeは「Google Chrome」とも共有している「Chromium」ベースのブラウザです。 Edgeの起動オプションに –new-window を追加「Google Chrome」では起動オプションに –new-window
を付与することで常に新規ウィンドウで開くようになります。 "C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" --new-window "https://www.yahoo.co.jp" この様にショートカットのリンク先にオプションを追加してあげることで、対象のショートカットのみ新規ウィンドウでEdgeが開くようになり、前述した不具合的な挙動も発生しなくなりました。 2022年6月 追記 最後に今回は、「Microsoft Edge」のショートカットにて、「常に新しいウィンドウで開く」指定をする方法を紹介しました。 今回の記事がどこかで誰かの役に立つことがあれば幸いです。 |