自動販売機の設置でいくら儲かる?

自販機設置費用はいくらなの?

自販機設置は、副業として収入を得るために行う人も多く、個人の楽しみというよりはビジネス的な目的で設置するケースのほうが圧倒的に多いようです。

では自販機設置の費用ですが、販売機はドリンクメーカーから提供されるため、基本的には電気代だけ。毎月の売上金から電気代を引いたものが、自分の収益となる仕組みです。

夜中も煌々と光り輝く自販機もあり、電気代は機種によって違うものの、目安として3,000~4,000円。自販機設置の費用は、リースで毎月負担額があると思っている人も多いようですが、初期費用はほぼかからず、場所さえあれば自販機ビジネスは可能といえますね。

自販機はお菓子、アイスクリーム、タバコと販売商品は種類豊富にありますが、お酒やタバコは販売許可が必要になります。飲料系は比較的簡単にできるため、自宅前で自販機を置きたい時にオススメです。

売り上げに影響する設置場所

自動販売機の設置でいくら儲かる?

自販機設置費用は自己負担がないので、サイドビジネスのチャンスにもなりますが、自宅前が便利だからという簡単な理由で設置してしまうと売り上げがなく、赤字になる可能性もあります。

設置場所の重要な判断基準としては、自販機の「必要性」があるかどうか。たとえばコンビニやスーパーが近くにあるとライバルになり、通行人はお店で買う可能性が高くなります。

逆にお店が近隣にない公園、学校の近く、通勤経路など、通行人が常時多い場所は自販機設置におすすめの場所に。また住宅街では、マンションやアパートが密集するエリアは住人の数が多いため、売り上げが期待されるスポットになります。

ドリンクを手軽に買えるメリットだけでなく、自販機設置は夜間の照明代わりにもなりますので、灯りの少ないマンションのエントランス周辺なら、自販機が防犯効果を発揮してくれる可能性もあります。

運営のタイプについて

自販機設置費用やランニングコストなどの細かい点を考えると、できるだけ簡単で負担の少ない自販機ビジネスのほうが安心ですよね。

通常は飲料メーカーや自販機の専門業者などが全て管理してくれる運営方法を選ぶことがほとんど。「フルオペレーター」タイプは、土地や建物のオーナーが一部を業者に貸して自販機を設置する方法で、ドリンクの補充や詰め替え、ゴミ箱の処理なども全てお任せできます。

副業として自販機設置する場合は、フルオペレータータイプが多いといわれています。もうひとつの運営方法として、数は少ないものの、自販機を自分で購入やリースして、商品の管理まで全て行う「セミオペレーション」タイプもあります。

業者が存在しないため、販売価格も自分で決められますし、売り上げは全て自分のものに。この場合の自販機設置の費用は、中古でも20万円ほどかかりますので、かなり予算が必要です。

売り上げはどう決める?

自動販売機の設置でいくら儲かる?

自販機設置の費用はかからない代わり、売り上げはどれくらい入るのか、サイドビジネスとして始めるなら気になるところです。売り上げは飲料メーカーとの取り決めで、契約締結しますので、その分が自分の儲けとなります。

各社若干違いますが、一般的な割合は売上の20~30%がオーナーの取り分。100円のジュースが1本売れたら、20円前後が儲けとなる計算です。

たとえば売り上げ20%で契約した場合、ひと月の売り上げが40,000円あったとしましょう。オーナーには20%分の8,000円が1か月の儲けとなり、そこから電気代を差し引くと手元には4000円前後残ることになります。電気代以上の収益があれば、赤字になることはないビジネスですね。

自販機を設置するまでの流れ

自販機設置を考えている人は、まず飲料メーカーのカスタマーサービスやセールスマンに連絡、もしくはホームページの問い合わせフォームからコンタクトをとります。

その後、担当セールスマンが自宅訪問し、オーナーに合わせた自販機のプランニングの提案や相談を行い、設置場所のスペースを計測して契約書を締結。

設置後は定期的に商品の売り切れがないか訪問、売り上げ管理もメーカーがやってくれ、儲け分を毎月送金してくれる仕組みです。季節に合わせてホットとコールドの切り替えや、新商品、人気商品などもタイムリーに入れ替えしてくれますので、オーナーが日常的にやることはほぼないといえますね。

まとめ

自販機設置の費用は無償でスタートできますので、設置するスペースがある場合にはよいビジネスチャンス到来になるかもしれません。しかし簡単にお小遣い稼ぎできると考える前に、自販機設置には赤字のリスクがあることも想定したいところ。自宅前にあると楽しくなりますが、しっかり自販機マーケティングも考えて判断してみましょう。

2017/9/17 2019/5/13 副収入

HAT’N HAT HOSTEL敷地内に飲料自動販売機を設置しました。(2017年7月末に設置)
それが果たして「どれくらいの収入になるのか!?」て話です。

自動販売機の設置でいくら儲かる?

設置して1カ月経過。収入はいくらになったのか!?

Contents

  • 1 収入のチャンネルは多い方が良い
  • 2 自販機設置で得られる収入の仕組み
  • 3 意外と多い自販機業者
  • 4 ウチのスペック
  • 5 で、設置から1カ月、ウチの場合はどうだったのか?
  • 6 まとめると

収入のチャンネルは多い方が良い

自営業をやっていて常々思うことは「ひとつの収入源に依存してはいけない」です。
サラリーマンと違って収入の保障がどこにもありません。上手くいっている時は良いですが、何か問題が起きて突然商売を廃業しなくちゃならないこともあるかもしれない。
そんな時、副業による収入があれば安心です。とりあえずの生活はしのげます。
また、副業も上手くいっていれば経済的&メンタル的にもゆとりが出来るので、新しいことにチャレンジしたりと本業や他の副業に良い影響が出てくると思います。

まあ、そんな大げさなことは置いといて、HAT的には以下のシンプルな理由で自販機を設置しました。

  • お小遣いが増えるかも!?
  • 参入が簡単
  • 管理は業者おまかせの完全放置
  • 宿泊ゲストさんもわざわざコンビニに行く必要が無くなるので便利

自動販売機の設置でいくら儲かる?

実は「お小遣いくらいにはなるかも」が動機です。

自販機設置で得られる収入の仕組み

運営方法は大きくわけて「おまかせ型」と「オーナー型」になります。
収入の仕組みはいたってシンプルで「1本売れたらいくら」です。

おまかせ型

自販機業者に設置から補充、集金、管理、トラブル対応などオペレーション全てを任せてしまう方法です。
イメージとしては業者に自分の敷地と電力を貸して毎月賃料として売り上げから数パーセントのロイヤリティ(手数料)を収入としてもらうって感じです。
その収入から自販機稼働分の電気代を差し引いた額が利益となります。

契約書にサインしたらあとは毎月ロイヤリティが銀行に振り込まれるのを楽しみに待つだけという完全放置です。
自販機本体のレンタルは無料。
設置に関わる工事も全て業者がやってくれるのでスタートアップにかかる費用はゼロ円です。

商品のセレクションには基本的に口出しできないです。
なんせ場所を貸しているだけですから。
賃貸駐車場に停める自動車の車種を大家が選り好みするようなもんです。

ロイヤリティの料率は「業者」によって違いますが大体20%前後です。
120円のジュースが1本売れたら24円の収入です。

自動販売機の設置でいくら儲かる?

基本、セレクションに口出しは出来ません。

オーナー型

「おまかせ型」で自販機業者がやるオペレーションを全部自分でやってしまう方法です。
商品仕入れも自分でするので好きなセレクションにできるし、価格設定も自分のサジ加減で自由に決めれます。
中間マージンが無いので「売上収入-仕入値」がそのまま売上利益になります。
缶飲料の仕入れ値が40円前後らしいので120円で販売すれば80円の売上利益です。
実に67%!手間ヒマかけた分「おまかせ型」と比べると利益率が歴然の差です。

ただし、自販機本体の購入や設置工事、商品の仕入れなどスタートアップまでの初期投資が必要になります。

意外と多い自販機業者

そんな「副業目線」で調べてみると自販機業者の多さに驚きます。
規模の大小もさまざまですが、大きく分けると「飲料メーカー」と「専業オペレータ」に二分できます。

飲料メーカー

自販機でパッと思いつくのは「コカコーラ」、BOSSのロゴの「サントリー」、「キリン」など、いわゆる飲料メーカーです。
飲料メーカーが自販機の設置・管理・運営などを行い自社製品を販売しています。
自社製品なので仕入れ値が安くなりロイヤリティを高めに設定できます。

専業オペレーター

自販機の設置・管理・運営のオペレーション業務に特化し、自社製品を持ちません。
大手では「ジャパンビバレッジ」がありますが地域に根ざした専業オペレータが多いです。
複数の飲料メーカーから商品を仕入れるのでバリエーション豊かになります。
100円自販機や「これどこの自販機??」とパッと見わからない自販機がほぼ専業オペレータだと思われます。
自販機本体に貼ってある「トラブル時の緊急連絡先」を見ると業者名と電話番号が記載されています。

ウチのスペック

  • 業者は地元の専業オペレータ
  • おまかせ型
  • ロイヤリティ料率は18%
  • 商品は全て100円のワンコイン自販機
  • 自販機本体は省電力タイプ(電気代は月々3000~4000円らしい)
  • 幹線道路沿いの住宅地(スーパーやコンビニ徒歩圏内)
  • 人通りは多く無い。肌感覚だけど1分間に2~3組くらい。
  • 歩行者よりも自転車の割合が高い。
  • 最寄駅まで徒歩1分だが、単線ローカル電車の無人駅なので通勤通学ラッシュは全くなし。

収入を見込むには人通りがちょっと少なめかなーといった感じです。
業者の選定もゲストハウス開業3年目にして初めて飛び込み営業してきてくれた地元業者さんです。
これも何かのご縁ということで決めました。
セレクションの中に我が家の子供たちが好きな「なっちゃんリンゴ味」と我が夫婦が好きな「スコール」っぽい飲料(本当はスコールが良かった)があったのも決め手のひとつになりました。
ワンコインにしたのはその業者のメインがワンコイン自販機だったことと、ウチから徒歩圏内の自販機てほとんどワンコインなんです。
定価販売のメーカー機はコカコーラ1台だけです。「郷に入れば郷に従え」ということでワンコインにしました。

自動販売機の設置でいくら儲かる?

「郷に入れば郷に従え」ということでウチもワンコインでやってます

で、設置から1カ月、ウチの場合はどうだったのか?

自動販売機の設置でいくら儲かる?

ガチです。上出来ラインから比較すると少なめか。

先日「売上手数料計算書」なるものが送られてきました。7月26日に設置したので7月8月合算で来ました。

ずばり手数料(ロイヤリティ)は9,342円でした。
7月が396円、8月が8,946円です。
8月分を細かく見てみると手数料基礎が49,700円。
これは売上高なので売上本数にコンバージョンすると「49,700円÷1本100円=497本」となり、8月は月間497本売れたことになります。
1日平均16本です。
7月は金額だけしか記載されていないので計算してみると「396円÷18%=2,200円」となり売上2,200円、販売本数22本ということになります。

ちなみにですが、月1~2万円くらいの収入になれば「おまかせ型」としては上出来だそうです。
レジャー施設や観光地近隣など立地が良い場所だと利用率が高くなるので収入も上出来ライン以上に増えます。

ここから電気代3,000~4,000円を差し引いた額が利益になります。
8月利益が約5,000円ということになりました。
良いのか悪いのかさっぱりわかりませんが、労せず月5,000円ならOKです。
単純計算で年間60,000円です。家族で遊びに行ける金額です。
ウチは手数料の振込先を「昔作って今は全く使っていない休眠口座」にしたので、知らないうちに貯まっていくというシステムです。
年末にでも記帳してウッシッシします。

まとめると

自販機を置けるスペースがあるならやったほうが良いです。

おすすめは「おまかせ型」。なんせ参入のハードルが低いです。
しかも放置プレイでお小遣いが手に入る!

ノーリスク・ローリターンです。

「収入が電気代を下回ったら損じゃん!」
「契約期間があるから途中解約したら違約金がかかるのでは?」

という不安もありますが、ウチの業者の話では電気代を下回るような低迷した自販機はさっさと撤去してしまうそうです。
低迷した自販機でも補充や保守管理に人件費がかかりますからね。業者的にも損なわけです。
違約金もよほど不義理な理由でも無い限り(例えば売上が好調なのでもっと利回りの良い大手に乗り換えるとか)かからないそうです。
まあ、契約前にそのあたりは確認した方が確実ですね。

「オーナー型」は初期投資が必要な分参入ハードルが高めです。
そのリスクを取る分リターンも多いですけど。
自販機をビジネスとしてとらえる人には良いかもしれません。

まだ1カ月しか経っていないので年間でどれくらいになるのか楽しみです。
実は期待していることがあって、当ホステルの隣に月極駐車場があるのですが、そこにマンションが建つことになりました。
「工事現場近くの自販機はものスゴク売れる」とネット上に書いてありました。
またレポートします。

–追記 2019年9月11日–

「自販機設置その後」をアップしましたー。

自動販売機の設置でいくら儲かる?

2017年7月に自動販売機を設置し、2019年1月引っ越しのため撤去。稼働期間約18ヶ月のリアルな結果報告とレビューです。副収入としての自販機設置を考えている方の参考になれば幸いでーす。

自動販売機1日何本売れる?

Q. 自販機で飲料は1日どれくらい売れるの? A. 天候や場所によって大きく変化しますが、多いだと1日に1000くらい売れる自販機もあります。

自動販売機 設置 いくらもらえる?

業者によって取り分は違うのですが、飲料自販機の場合は売上の20~30%ほどが取り分になることが多いようです。.
例えば売上の20%が貰える契約の場合、1ヶ月の売上が40,000円ですと8,000円を受け取ることになります。 ... .
自分が所有する土地を業者に貸して自動販売機を設置するのがフルオペレータータイプです。.

自動販売機の利益率は?

飲料業界においては、自販機での売上によって、業界の7割の利益率があると言われています。

自動販売機の利用率は?

1. 現在の利用状況 現在の利用状況を見ると、「よく利用している」と「たまに利用している」を合わせた「利用率」は、全体で63%、男性64%、女性62%であり、男女ともに利用率は高い(表1、図1)。