Power automate desktop 保存先 onedrive

Power Automate Desktop を利用するためには、アカウントの種類がいくつか分かれており、その種類によって機能が一部異なります。
無償版と有償(プレミアム)版の大きな違いは、「組織としての管理、運用」が出来るかどうか、という部分です。

個人アカウント※1組織アカウント※1
費用 無償 無償 有償
参考:月額4,350円
利用できるアクション数 約400アクション
作り方の違い 全て同じ
有償版への切り替え
フローの共有 (コピペは可) (コピペは可)
フローの自動実行
(スケジュールやトリガーでの実行)
バックグラウンド実行 有償アドイン※2
自動実行ログ保存
自動負荷分散
AI Builderの利用 5000クレジット/ライセンス
Process Advisorの利用
Power BI による実行の可視化
Microsoft社からのサポート
フローの保存先 OneDrive Dataverse
(Power Platform用のデータベース)
※ デフォルト環境に保存されます
Dataverse
(Power Platform用のデータベース)

※1 個人アカウントか組織アカウントかに関しては、Microsoft 365 を使用しているなど、Microsoftのテナントが存在するかどうかによります。ご自身の会社のメールアドレスで登録を行っても個人アカウントとして扱われます。
※2 Windows 10 Home をご利用の場合は、自動実行機能は利用できません。

目次

  • 1 利用できるアクションの数
  • 2 作り方の違い
  • 3 有償版への切り替え
  • 4 フローの共有
  • 5 フローの自動実行
  • 6 バックグラウンド実行
  • 7 自動実行ログ保存
  • 8 自動負荷分散(ロードバランシング)
  • 9 AI Builderの利用
  • 10 Process Advisorの利用
  • 11 Power BI による実行の可視化
  • 12 Microsoft社からのサポート
  • 13 フローの保存先

利用できるアクションの数

実行できるアクション(操作)の数に違いはありません

Power automate desktop 保存先 onedrive

作り方の違い

名前を付けて保存、フローのコピー&ペースト、レコーダーによる自動記録など無償版でも全てご利用いただけます。

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有償版への切り替え

無償の組織アカウントの場合のみ、有償版へのフロー引継ぎが可能です。
ただし、デフォルト環境に保存されるため、別環境への移行を行う場合は、ソリューション化する必要があります。

また有償版への切り替えをご希望のお客様は、弊社へご連絡いただきますと、直接購入よりも安価にご提供することが可能です。

Power automate desktop 保存先 onedrive

フローの共有

フローの共有は有償版のみ可能です。
複数人で同じフローを使用できるため、複数名でのフロー保守はもちろん、Desktopフローを実行アクションと組み合わせることで、「ログイン操作のパーツ化」「月末日付取得のパーツ化」といったように、便利なフローを全員で共有できるようになります。

Power automate desktop 保存先 onedrive

無償版では、フローのコピー&ペーストにより、他の方へフローを配布できますが、修正があった場合は都度再配布、更新する必要があり、非常に手間がかかります。

なお複数名でのアカウントの共有は禁止されているため、絶対に行わないでください。

フローの自動実行

フローの自動実行は Power Automate のプレミアムコネクタ機能となるため、有償版のみ可能です。(Microsoft 365 で利用できる Power Automate ではご利用できません)

自動実行を行うことで、スケジュール実行、ファイルが指定フォルダにコピーされた際に実行(ファイルトリガー)、フォームに新たに登録されたら実行といったことが可能となります。

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バックグラウンド実行

バックグラウンド実行(サインアウト状態での実行)は有償版でも出来ず、別途アドインが必要となります。

ただし、フローが起動する際に、サインイン状態だと「ターゲット マシンにユーザー セッションがあります。デスクトップ フローを非アテンド型で実行できません。 」というエラーとなるため、常にサインアウト状態にする必要があります。
またロック状態の場合もエラーとなるため、注意してください。(アテンド型で実行した場合は、「ロック解除されたユーザー セッションがターゲット コンピューターに見つかりません。デスクトップ フローをアテンド型で実行できません。」というエラーになります。)

Power automate desktop 保存先 onedrive

自動実行ログ保存

有償版の場合は、実行した履歴が自動で Power Automate 上に保存され、また現在の稼働状況を確認することが出来ます。
エラーが発生した場合は、その時点のスクリーンショットが保存されるため、非常に効果的です。

Power automate desktop 保存先 onedrive
Power automate desktop 保存先 onedrive

自動負荷分散(ロードバランシング)

有償版(Power Automate)では、コンピューターグループを使用することで、稼働していないマシンにフロー実行を行わせるということが可能です。

AI Builderの利用

AI Builder を利用することで、独自のAIを作成することが出来ます。
例えば、特定の会社の注文書を読み取りたい場合は、対象の帳票を5枚以上準備し、ラベル付けすることで、独自のAIが完成します。

Process Advisorの利用

Process Advisor は、プロセスマイニングと呼ばれる業務分析や業務の可視化を行うために機能です。

Power BI による実行の可視化

組織アカウントでは、Dataverse に接続することで、Power BI から可視化を行うことが可能です。

Power automate desktop 保存先 onedrive

Microsoft社からのサポート

無償版をご利用の場合は、Microsoft社からのサポートを受けることは出来ません。
Power Automate Community をご利用いただくか、弊社のサポートをご検討ください。

フローの保存先

無償版の場合は、OneDriveを利用する為、普段から使用している等で容量が不足している場合などは、フローの保存などが出来ません。

有償版の場合は、250 MB のデータベース容量 と 2GB のファイル容量が、ライセンス毎に付与されます。

Powerautomate Desktopの共有方法は?

デスクトップ フローの共有.
Power Automate にサインインする。.
画面の左側から マイ フロー を選択します。.
デスクトップ フロー を選択します。.
所有しているフローを選択します。.
共有 を選択します。.
人を追加する フィールドを選択し、フローを共有する組織内の人物の名前を入力します。.

Power Automate ファイル どこ?

Power Automate Desktopのファイルアクションは、画面左アクションペインの中の「ファイル」直下にあります。 こちらの中から使いたいアクションを真ん中のワークスペースにドラッグアンドドロップすることで、ファイル操作に必要なアクションを実行することができます。

Power Automate Desktopって何?

Power Automate Desktopとは、データの収集・整理・加工などパソコンで操作しいる手順を記録し、業務効率につながるアプリを開発できる製品です。

Power Automateの名称変更は?

Microsoftは4日(現地時間)、業務自動化ツール(RPA)の「Power Automate Desktop」がWindows 11に標準搭載となったと発表した。 これにともない、名称も「Power Automate for desktop」に変更となる。