コンクリートブロック造のデメリットは?

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CB(コンクリートブロック造)【CB】

CB(コンクリートブロック造)とは、コンクリートブロックを積み上げてつくられた建物の構造のことで、補強CBとも呼ばれます。コンクリートブロックの内部には空洞があり、そこに鉄筋を通した後、さらにモルタルなどを使って補強することで強度を確保します。ブロックを積み上げただけではすぐに倒壊してしまいますが、このように補強したCBは強固で耐震性・耐火性に優れています。一方で防湿性が悪く、一度建てると増改築がしにくいなどのデメリットもあります。一戸建てやマンションなどの大きな建物に使われることはあまりなく、プレハブなどの小規模な建物、塀などに使われることがほとんどです。ただしCBの独特なデザイン性を生かした建物も少数ですが存在します。建築用のコンクリートブロックは、日本工業規格(JIS)において、密度・強度によってA種、B種、C種の3つにわかれています。

コンクリートブロック造のデメリットは?

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コンクリートブロック造のデメリットは?

RC造とは

コンクリートブロック造のデメリットは?

「あのビルはRC造だ」などと言いますが、RCは「Reinforced Concrete」の略で、鉄筋とコンクリートで構造体を作製していく工法です。

建築関係であれば柱・梁・壁など、土木関係であれば橋脚部など、骨組みを鉄筋で組んで周りに型枠を張り、コンクリートを流し込んで部材を作製していきます。今回は、そんなRC造のメリット・デメリットについて、細かく解説していきます。

RC造のメリット7つ

コンクリートブロック造のデメリットは?

RC造は、都心の高層マンションやビルで、多数採用される建築工法の1つです。

街角の小さなビル工事や駅前の広大な商業施設の建設現場など、鉄筋の引張強度とコンクリートの圧縮力の組み合わせによるRC造は、居住性にどんなメリットを生み、私たちの社会生活を支えているのでしょう。ここでは、RC造のメリット7つを紹介します。

RC造のメリット1:遮音性が高い

RC造のメリット1つ目は、遮音性が高いことです。音は空気の振動で伝わります。骨組みの鉄筋の周りに型枠を張って、厚いコンクリートで流し固めるRC造は、音の振動が構造密度の高い隙間の少ないコンクリートに遮られて伝わりづらくなります。

室内音の外部への漏れ防止はもとより、外部からの騒音も防いでくれる、遮音性の高い建築工法となります。

RC造のメリット2:耐火性が高い

RC造のメリット2つ目は、耐火性が高いことです。物が燃えやすい条件は、空気が十分に補給される事と、材質が燃えやすい素材であることです。

RC造の場合は、コンクリートの高い気密性が燃焼を抑えることと、「砂・砂利・水・セメント」を材料とするコンクリート、そして鉄筋も不燃材であることから、耐火性の高い建築工法となります。

RC造のメリット3:耐久性が高い

RC造のメリット3つ目は、耐久性が高いことです。地震の際の揺れは建物に対して、押し込もうとする力と引っ張ろうとする力を及ぼします。

この時、押し込む圧縮力に有効なのがコンクリートで、引っ張り力に有効なのが鉄筋となります。RC造の場合、鉄筋とコンクリートが強さの2段構えで一体化し建物を構成しているため、耐久性が極めて高い建築工法となります。

RC造のメリット4:気密性が高い

RC造のメリット4つ目は、気密性が高いことです。気密性とは、密閉空間での隙間の割合を指します。コンクリートで遮蔽された居住空間は、この気密性が高く隙間が少ないため、先に述べたように遮音性、耐火性を高めます。

併せて、室内空調機の冷暖房が、外に逃げたり、入り込む外気の影響を受けにくいので、快適な室内環境と省エネを実現することができます。

RC造のメリット5:好みのデザインにあわせやすい

RC造のメリット5つ目は、好みのデザインにあわせやすいことです。建築物とは、その利用目的や用途に於いての、施主の価値観の主張や空間へのこだわりの造形表現でもあります。

人への優しさのバリアフリーや、曲面や流線形での美観の差別化など、靭性を備えた鉄筋の曲げ加工と、流動体のコンクリートの成型により、自由度の高い好みのデザインを実現できます。

RC造のメリット6:メンテナンスしやすい

RC造のメリット6つ目は、メンテナンスしやすいことです。木造や鉄骨造などの場合、耐力部の木や鉄骨が露出するため、被膜材等で覆っても傷みやすく、直接強度に影響を与えてしまいがちです。

その点RC造は、耐力部の鉄筋を厚いコンクリートで覆うため、鉄筋が錆びにくく、コンクリートに劣化のクラックが入っても、補修材の注入で構造体としてのメンテナンスが容易に実施できます。

RC造のメリット7:比較的資産価値が高い

RC造のメリット7つ目は、比較的資産価値が高いことです。建物には工法別に法定耐用年数が決められています。耐用年数とは減価償却の期間ですが、「建物としての資産価値が続く期間」であり、耐用年数が長いほど建物の資産価値は高い傾向にあります。

国税庁のHPで示す様に、住宅用建物のRC造の耐用年数は47年で、木造の22年の2倍強となります。鉄筋コンクリートによる耐火性・耐久性が高く評価されるRC住宅は、中古住宅でも比較的高額で売れます。

RC造のデメリット3つ

ここまでRC造のメリットを見てきました。

では、コンクリート造の高い気密性と湿気の関係はどうなのでしょう。また、鉄筋とコンクリートの重量物が及ぼす、工期やコストや地盤との関連にはどんなことが予想されるのでしょうか。ここでは、RC造のデメリットについて3つ紹介します。

RC造のデメリット1:結露やカビができやすい

RC造のデメリットの1つ目は、結露やカビができやすいことです。コンクリートは、長期間少しずつ内部の水分を蒸散させながら、強度を高めていきます。高い気密性と相まって、空間には湿気が多くなり、カビや結露が発生しやすくなります。

コンクリートブロック造のデメリットは?

RC造の場合、生活の中でコンクリートの気密性の高さをしっかり認識して、換気設備を設置し、窓の開閉も心がけることが大切です。

RC造のデメリット2:建設するのに時間がかかる

RC造のデメリットの2つ目は、建設するのに時間がかかることです。重量物を建てるので、木造と比べると基礎工事と躯体工事に時間がかかります。

特に躯体工事は、建物を支える耐力部材の柱・梁・壁・床などの「鉄筋工事」「型枠工事」「コンクリート打設」となり、管理スケジュールを左右します。

鉄筋は鋼種・サイズによって強度が変わるため、図面通りに配筋しなければなりません。また、コンクリートは規定強度が出るように、打設時の天候・気温、打設後の養生期間をしっかり観察することが必要となります。

RC造のデメリット3:地盤の補強にコストがかかることがある

RC造のデメリットの3つ目は、地盤の補強にコストがかかることがあることです。高層のマンションやビルの建設では地下地盤に杭を打ち補強します。

RC住宅の場合でも、鉄筋とコンクリートの重量圧が大きいため、地盤が柔らかく重量に耐えられないような場合や、液状化現象を伴うような地盤の場合には、地盤補強が必要となりコストが発生することがあります。

RC造以外の建物の構造4つ

建物構造は、RC造以外にも何種類かありますが、それぞれに工期、コスト、耐久性などに違いがあります。

家賃を安く抑えたいので木造のアパートにしたり、家賃は高くても遮音性を重視したいのでRC造のマンションにしたりなど、建物に何を求めるかで選び方も変わってきます。ここでは、RC造以外の建物構造について4つ紹介していきます。

RC造以外の建物の構造1:W造(木造)

RC造以外の建物の構造1つ目は、W造(木造)です。主材の木は、夏は湿気を吸い、冬は水分を放出するので、一定の湿度を保った快適な居住空間となります。

コストも抑えられ工期も短期間で済みます。ただし、通気性が良い分室内外の生活音や騒音への防音性を欠きます。また、震災事例が示す通り耐久性や耐火性は極めて低く、特に火器には十分な注意が必要となります。

RC造以外の建物の構造2:SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)

RC造以外の建物の構造2つ目は、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)です。SRC造の躯体は、例えばRC造の柱の芯に鉄骨を入れたものとなります。

鉄筋とコンクリートの中に更に鉄骨が入るので、耐久性は格段に高まり、鉄筋量も少なくて済むので躯体がスリム化し、広い居住空間を確保できます。ただし、鉄骨を使用する分、躯体工事が複雑化し重量も増えるので、コストがかさみ工期も長くなります。

RC造以外の建物の構造3:CB造(コンクリートブロック造)

RC造以外の建物の構造3つ目は、CB造(コンクリートブロック造)です。空洞のあるコンクリートブロックを積み上げて、空洞に鉄筋を通して、コンクリートで補強する構造です。比較的小規模の店舗や倉庫などに使われます。

材質的には鉄筋とコンクリートのRCですが、RC造よりコストは安く上がります。元々構造的に大きな耐久性を期待できる工法ではありませんが、コンクリートを使用するので、耐火性・遮音性・断熱性もそれなりの規模で良好となります。

RC造以外の建物の構造4:S造

RC造以外の建物の構造4つ目は、S造です。Sは「Steel」の略となります。S造には2種類の工法があります。

厚さ6㎜未満の鉄骨材を使用する「軽量鉄骨造」と、厚さ6㎜以上の鉄骨材を使用する「重量鉄骨造」の2種類です。主に一般住宅や中層マンションの工法となるS造について、軽量、重量の鉄骨造の特徴を紹介していきます。

軽量鉄骨造

軽量鉄骨造は、大手住宅メーカーなどでも製品規格化され、一般住宅や低層共同住宅向けの建物構造となります。筋交いによる耐震性のブレース工法が一般的で、耐力部の躯体が工場で生産される鉄骨製品ですので、品質的にも安定した耐久性が期待できます。

ただ、間取りに於いて、筋交い部の干渉で自由度が制限されることと、鉄材なので断熱性は低く、遮音性もRC造と比べると大きく期待はできません。

重量鉄骨造

重量鉄骨造は、鉄骨ラーメン構造による高い耐震性の工法で、大型のマンションやビルなどに採用されます。鉄骨ラーメン構造は、鉄骨の柱と梁で耐力を持たせるため、ブレース工法と比べて、間取りの自由度も高く、広い空間が確保できます。

軽量鉄骨造より耐久性は高くなりますが、断熱性・遮音性は低く、建物自体が重くなる分、材料費や基礎工事のコストも上がる傾向となります。

RC造についてしっかり把握しよう!

RC造のメリット・デメリット、他建物構造について紹介しました。いかがでしたでしょうか。RC工法の強みは、身近にある素材の組み合わせからの、大きな耐震性・耐久性の発現にあります。

鉄筋の強みとなる「伸び・引張り」と、コンクリートの強みである「圧縮」を一体化した躯体、その躯体に支えられた高層マンション・再開発ビル・店舗・住宅は、私たちの社会生活の安心と安全を守り続けてくれます。

自然災害の洗礼と日々の高強度化をくり返しながら、RC造はその耐力構造の可能性と未来を更に広げていくことでしょう。

コンクリートブロック造のデメリットは?

コンクリートブロック造の寿命は?

れんが・石・ブロック造建築物の耐用年数は38年と定められています。

補強コンクリートブロック造のデメリットは?

CB(コンクリートブロック造) CB ブロックを積み上げただけではすぐに倒壊してしまいますが、このように補強したCBは強固で耐震性・耐火性に優れています。 一方で防湿性が悪く、一度建てると増改築がしにくいなどのデメリットもあります。

コンクリート造のデメリットは?

建築費用が高い RC造の注文住宅を考える上で最大のハードルは、費用でしょう。 ... .
重量が大きい コンクリートも鉄筋も重い材料ですので、建築するのに強固な地盤が必須です。 ... .
結露やカビが発生しやすい ... .
経年による汚れが目立ちやすい ... .
増改築、取り壊しが難しく、費用が高い.

補強コンクリートブロック造のメリットは?

補強コンクリートブロック造は鉄筋コンクリートに準ずる耐震性、耐火性を持っており、三階建て以下の小規模な建築物に用いられる。 住宅密集地で木造に代わって用いられることで、火災や地震災害を未然に防ぐことができるとして普及。