2022年6月23日2022年11月12日Windows11 Show この記事では、Windows11の新しい右クリックメニュー、クラシックコンテキストメニューをとことん綺麗にする方法について書きます。 サードパーティー製のソフト、レジストリを操作することで、綺麗にできます。 「ShellMenuViewv」や「ShellExView」ソフトを使うか、レジストリを弄ることで、Windowsの右クリックメニューを綺麗にできます。長年PCを使っていると、既に使わなくなったのに、右クリックに存在している項目がいくつかあると思います。 通常、右クリックから削除するには、レジストリエディターを使って、手動で削除する必要があります。初心者だと難しいです。外部のソフトを使うことで、初心者でもサクッと不要な項目を無効にできます。 Windows標準で搭載されている項目については、レジストリを操作することで、無効化(削除)できます。例えば、以下の項目です。
本記事では、それぞれの項目を個別に削除できるコードを紹介します。レジストリといっても、管理者として実行したコマンドプロンプトに貼り付けて、Enterを押すだけの簡単操作です。 本記事では、いつでも戻せるように、極力、値のデータなどは弄りません。 「セミコロン記号(;)」の無効化、「Blocked」に配置して無効化、「LegacyDisable」で無効化…といったように、なるべく削除ではなく、無効化にしています。キーそのものの削除よりも安全だと思います。 ただし、やはりレジストリの操作なので、作業する場合は、慎重に実行しましょう。 本記事のこちらで、全てのコードをまとめて紹介します。ある程度、意味が理解できる方は、コードだけサクっとコピペしてみましょう。 本記事では、Windows11での解説ですが、クラシックコンテキストメニューに表示されている項目については、Windows10でも利用できると思います。実際、「Explorer Patcher for Windows 11」で、Windows10の右クリックに戻している時でも利用できました。 「Windows11の右クリックメニューを整理したい!」という方、ぜひ参考にしてみてください。 目次
右クリックメニューをとことん綺麗にする方法1つずつ解説します。Windows標準で用意されている不要な項目を、一括で削除したい場合は、こちらに飛んでください。 Windowsの右クリックメニュー(クラシック)の不要な静的項目を無効化(削除)できるインストール不要のソフトです。 基本的には、外部ソフトによって追加された右クリックメニュー項目を削除できます。「Visual Studioで開く」や「VLCメディアプレーヤー関連」などです。Windows標準で搭載されている項目(パスのコピーなど)は、検出できません。 Windows11の新しい右クリックメニューではなく、クラシックコンテキストメニュー(右クリック→その他のオプションを表示)内に存在している項目を削除できます。 Windowsのコンテキストメニューには、静的と動的の2種類存在していて、そのうち、静的な項目について検出・無効化できます。無効化なので、いつでも元に戻せます。 詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。本ソフトは英語ですが、有志の方が作成したパッチを当てることで、日本語化できます。下記記事では、日本語化の方法も詳しく解説しています。 ShellExViewを使うWindowsの右クリックメニュー(クラシック)の不要な動的項目を無効化(削除)できるインストール不要のソフトです。「ShellMenuViewv」と同じ開発元です。 静的ではなく、動的の右クリックメニューを削除できます。「圧縮・解凍」や「選択したファイルでスマートバックアップを作成」などです。 外部ソフトによって追加された項目は、「ShellMenuViewv」と「ShellExView」の2つを使うことで、綺麗にできます。 「Clipchampで編集」を削除する方法Windows11の新しい右クリックメニューから、「Clipchampで編集」という項目が、デフォルトで追加されました。標準搭載されている動画編集ソフト「Clipchamp」で開くための項目です。 Clipchampアプリを削除することで、自動的に右クリックからも消えます。アプリは残しておきたいけど、右クリックからは排除したい場合、コマンドプロンプトを管理者として実行して、以下のコードを実行します。(Enter)
コマンドプロンプトは、スタートメニューを起動して、検索ボックスに「cmd」と入力すると出てきます。「管理者として実行」をクリックします。多分警告が出ますが、そのまま許可(OKだったかも?)をクリックします。 「この操作を正しく終了しました。」と表示されればOKです。 場合によっては、エクスプローラーの再起動が必要です。以下のコードをコマンドプロンプトに貼り付けて、Enterを2回押します。
これでエクスプローラーが再起動されて、右クリックから「Clipchampで編集」が消えます。 「パスのコピー」を削除する方法コマンドプロンプトを管理者として実行して、以下のコードを実行します。
コードの簡単な解説 簡単ですが、コードの解説を書きます。
「{f3d06e7c-1e45-4a26-847e-f9fcdee59be0}」というのが、パスのコピー項目になっています。こちらの文字列の先頭に「セミコロン記号(;)」を付けることで、コメントアウト(無効化)しています。 わざわざ、キーを削除する必要はありません。 「お気に入りに追加」を削除する方法コマンドプロンプトを管理者として実行して、以下のコードを実行します。
これで、右クリックから削除されます。場合によっては、エクスプローラーの再起動が必要かもしれません。 「送る」を削除する方法コマンドプロンプトを管理者として実行して、真っ黒い画面が表示されたら、以下のコードをコピペして、実行(Enter)します。
「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば成功です。 「ターミナルで開く」を削除する方法コマンドプロンプトを管理者として実行して、真っ黒い画面が表示されたら、以下のコードをコピペして、実行(Enter)します。
「クイックアクセスにピン留めする」を削除する方法「クイックアクセスにピン留めする」は、エクスプローラーのホームに好きなファイルやフォルダーをピン留めできる機能です。不要な方は、以下のコードで無効化できます。 管理者として実行したコマンドプロンプトに貼り付けます。4行一気に実行できますが、最後の1行だけ実行されないので、Enterで確定させる必要があります。
上記コードは、下記サイトを参考にさせていただきました。 参考:Add or Remove Pin to Quick access Context Menu in Windows 11 Tutorial | Windows 11 Forum 「新しいビデオの作成」を削除する方法以下のコードになります。管理者権限のコマンドプロンプトで実行します。
Windows標準の不要な右クリックを一括削除・追加不要な右クリック項目を削除本記事で紹介したコードを全部書いておくので、1つずつコマンドプロンプト(管理者権限)で実行してみてください。以前、レジストリファイルを配布していたのですが、管理が大変ということでやめました。 一気に実行するのではなく、1つずつ実行して、ちゃんと無効化されているか確認することをおすすめします。
実行前と実行後の比較画像を貼っておきます。「Clipchampで編集」や「パスのコピー」などの不要な項目が一括で削除されて、スッキリしています。 不要な右クリック項目を追加やっぱり元に戻したいという場合は、以下のコードを利用してみてください。
感想以上、Windows11の不要な右クリックメニューの項目を、とことん綺麗にする方法でした。 自分が本当に利用する項目だけにできて便利です。押し間違えも減ります。 欲を言えば、「ZIPファイルに圧縮する」項目を消したかったんですが、該当のレジストリキーを見つけることができませんでした(笑)分かる方いらっしゃいましたら、教えていただければなと思います。 |